恵比壽塵報(略称/恵比塵☆YEBIJIN)
YEBIsu_Journal Ironical News columns : Japan Intelligence Network
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[09/03/19]
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■[恵比壽塵報]59号:カタカナはカタナカ?
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 ♪ビューティベア〜
 女子プロレスの世界には、ビューティベアとブラックベアがいた。
 春先になると啓蟄のように、隣の畑を覗き込むベアがいる。いや、ベアとい っても熊の事ではない。熊の事であれば、最近は春先だけに限らずほぼ年中で 隣の畑だけではなく、小屋のハチミツや沢庵までさらっていくのだという。
 ずーっと、ベアとは何のことかわからなかったのである。ベアとはベースア ップの労使組合員関係業界の用語らしいのである。労働組合関係者は変なとこ ろで節約するのが好きなので、ベースアップをベア(#1)というらしい。では、ベー スダウンの事をいう言葉があるかというと、ベダという言葉は無いらしいので ある。ベアがダウンするとでもいうのか?。変だべや。

 という事を思ってしまったのは以下のような訳がある。
 誰が最初かは判らないが「プレゼンス(presence)」という言葉を使う政治 家が多くなったのである。ような気がする。海賊掃討作戦問題あたりから出て きたインシデント(incident)なのであろう。
 Quewatakahna(カタカナ)を使うと業界用語か専門用語か身内語か区別語の ようでありがたくてもったいなくて大層な事を言っているように聞こえてしま う事があるので、文明開化以来連綿として人をだます時に使われているようで ある。
 ふふふ、それで、恵比塵記者も「インシデント」などという表現をしてみた のである。ちなみにこのインシデントというのも、外資系のIT会社やコール センタからひろまって現在では巷間に流布してしまっている。流布(ルフ)し てしまうと古(フル)くなる。そろそろまた言い方を変更するんだろうな。改 革も古くなったので、Change!なのである。恵比塵が採用するほどには ひろまっているので既にフル!なのかもしれない。フル!というのも既に古っ! でんなあ。

 という事を思ってしまったのは以下のような訳がある。
 昨日(3月18日)たまたま駅のスタンドで読売新聞夕刊を50円で購入し たからであった。スタンド?売店?フル!。スタンドは古くなったらしく今は キオスクなどといっている。新聞を止められているのでキオスクで買ったので はなく、あいにく自宅には朝日新聞が配達されているのである。
 昨日は色々なニュースが掲載された。その中に、新聞勧誘員が端を発した大 事件の顛末ニュースがあったのです。
 知らなかった。現在は、新聞セールススタッフというのだそうです。何故に 気付いたかというと、朝日新聞夕刊と読売新聞夕刊を読んだから二倍目に付い たのです。それも第一面で。どちらの新聞記事が先に目に付いてかは忘れてし まったが、記事内に「新聞セールススタッフ」という文言が目に付いたのであ る。かつ「新セス」などと省略はしないのである。これを読んだときに、「な あにが、セールススタッフだ!勧誘員でしょう!」と思い、もう一紙を読み比 べたという次第である。もう一紙も勿論当然のごとくに「新聞セールススタッ フ」と書いている。そういえば、保険のおばさんも、「親の総取り適法詐欺賭 博協力員」とか「保険勧誘員」ではなく「保険セールススタッフ」という。こ れも、「保セス」などとは省略しない。どうしてもサシスセソにはまとわりつ いてしまうモノがあるからであろう。省略の話は省略するとして、「セールス スタッフ」の呼称の次に、新聞社はこんどは、どんな職業名をひねり出すのだ ろうか。

 われらが会津の、偉大な政治家でもあった伊東正義(いとうまさよし)先生 をご存知か?会津中学校(後の会津高校)出身の大先輩である。誠実と義の人 である。同校の中先輩にはお惚(とぼ)け渡部恒三センセーがいらっしゃる。 いや、中先輩と小先輩は置いといて、伊東先生は、総理大臣にと請われて固 辞して語られた言葉は、

 「カバーを変えでも中身は同(おんな)じでねーか」

 という事である。文言は正確ではないかもしれないが、最近は時々散見する ので、ご記憶の読者もいらっしゃるであろう。
 伊東正義先生はその時の政治状況でのご発言ではあるが、まったく一般の事 ごとにも敷衍(ふえん)出来るのである。

 同じ事を岩手の小沢先生が言ったらどういう事になるか。
 「カバーをおー、変えてもおー、中身はアー、同じっちゅうことでエー」、
 、、通じてしまうのである、、そういう意味じゃないでしょ!

 言葉の力とは発信者の人格(品格)のことでもあるのである。


    #1:ベアについて
    カタカナにしてかつ省略しているのは、カタカナ表現でもあまりにも直接的な 表現なので生々しさとかせこさを薄める意図で、ベアは代名詞の代替で使われ ているのでしょうね
    (恵比塵真面目解説(略:塵マジカ))

    《補足》09/07/08
    2009年07月03日の朝日新聞福島版Webに、 故伊東外相の手ぬぐい人気 会津の「文庫」という記事が載りました。
    09年5月に伊東氏の蔵書を公開するための「伊東正義文庫」という施設が 地元にオープンして、そこで販売している「名ぜりふ」を印刷した手ぬぐいが 予想外の売れ行きだそうです。大小2サイズで500〜千円。写真も載ってい ましたので、実際の名セリフをここに正確に再掲しておきます。

      本の表紙だけ 変えても
      中身が 変わらなければ
      ダメだ!

           会津人 伊東正義
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