メインページへ 16/08/05 更新

 農業全書 
おことわり ブラウザによって(Chrome等)は、リンクが機能しておりません。
できれば、IE等で御覧くださいませ。(16/07/18現在)
  目次  

總目録外 目次
總目録 巻之一
總目録 巻之二
總目録 巻之三
總目録 巻之四
總目録 巻之五
總目録 巻之六
總目録 巻之七
總目録 巻之八
總目録 巻之九
總目録 巻之十
總目録 巻之十一
抜粋目次へ

001 第一期分
002 第二期分
003 第三期分
004 第四期分
005 第五期分
最新(改訂含)20






藍(あい)
会津農書
青苧(あおそ)の座
蕃藷(あかいも)
藜(あかざ)
茜根(あかね)
麻(あさ)
越瓜(あさうり)
朝顔
小薊(あざみ)
アスパラガス
圧条(あつじょう)
赤小豆(あづき)
家鴨(あひる)
油菜(あぶらな)
あら苧
粟(アワ/あは)
粟を苅る
杏(あんず)
藺(い)
石馬糞(いしまぐそ)
蝗(いなご)
イネ
稲(いね)
芋(いも)
いやち(厭地)
茴香(ういきやう)
菘(うきな)
歌農書(うたのうしょ)
獨活(うど)
梅(ウメ/むめ)
栽法(うゆるはふ)
瓜類(うりるい)
うるかす
漆(うるし)
漆液の採集
漆の木の栽培
漆の樹液の仕組
漆の木の増殖
うるしの話
白蘇(ゑこ)
荏胡麻(えごま)
エノコログサ
豌豆(えんどう)
えんぶり棒
園籬(ゑんり)作法
大玉スイカ
オクラ
オリンダ



解説(1)
解説(2)
解説(3)
解説(4)
解説(5)
貝原益軒(かいばら)
柿(かき)
柿に七絶
隔年結実
カクマ
かくれみの
嫁菓(かくわ)
橿(かし)
頭芋(かしらいも)
活着(かっちゃく)
カッツア(中耕鍬)
カノ
かぶ蒔
蕪菁(かぶらな)
カボチャ
榧(かや)
芥(からし)
カラスノエンドウ
紵(からむし)
からむし焼き
穫收(かりおさむ)
王蒭(かりやす)
水苦●(カワヂサ)
棺槨(かんかく)
乾薑(かんきやう)
甘蔗(かんしゃ)
灌水(かんすい)
甘露子(かんろし)
葱(き)
きのこ
黍(きび)
黍(きび)を苅る
救急料(きゅうきゅうりょう)
九耕麻十耕大根
キュウリ
黄瓜(きうり)
桐(きり)
木綿(きわた)
木綿の四早
木綿の四病
キンポウゲ
堯舜(ぎょうしゅん)
銀杏(ギンナン)
草削り(農具)
くさびら
草肥(くさごえ)
栗(くり)
烏芋(クロクワイ)
桑(クワ/くは)
桑の種類
桑(クワ/くは)補筆
慈姑(クワイ)
荊芥(けいがい)
鶏頭花(けいとうげ)
罌粟(けし)
牽牛子(けんごし)
檢約
権輿(けんよ)
下情に通じる
紅花(こうくわ)
耕作(コウサク)1
     4,5          10  11  12  13  14  15  16,17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28
香○(コウジュ)
後序(こうじょ)
(コウゾ/かうぞ)
洪範(こうはん)
高麗(こうらい)○○
●蒿(こうらいぎく)
柑類(コウルイ)
糞(こゑ:肥)1
                 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25
コエンドロ
コキア
コキバシ
こぎ箸
コゴミ
胡●(こずい)
古代布
小玉スイカ
小麥(こむぎ)
殺し掻き(漆)
ゴーヤー
五穀(ごこく)
五穀三草四木
五●(ごし)
牛蒡(ごぼう)
五木(ごぼく・ごもく)
胡麻(ごま)



最新(改訂含)20
櫻(さくら)

豆エ豆(さゝげ)
挿し接ぎ
サトイモ
甘蔗(さとうのくさ)
三尸(さんし)
山椒(さんせう)
三草(さんそう)
山藥(さんやく)
山林之總論
石榴(ザクロ)
椎(しい)
粃(しいな・しいら)
しおる
シシウド(猪独活)
シシトウ
紫蘇(しそ)
紫蘇(しそ)巻之十
四木(しぼく)
芍藥(しやくやく)
棕櫚(しゅろ)
●蒿(しゆんぎく)
ショウガ
新じゃが
地黄(ジオウ)
地方三役
自序1 夫れ人世
自序2 凡天下の
自序3 我村里に
時節(じせつ)
ジャガイモ
じゅずだま(數珠玉)
馴化(じゅんか)
蓴(じゅんさい)
鋤芸(じょうん)1
                 10  11  12  13  14
諸葛菜
西瓜(すいくわ)
水畜(すいちく)
水利
杉(すぎ)
菅(すげ)
李(すもも)
スダジイ
ズッキーニ
席草(せきさう)
赤痢とコレラ
芹(せり)
川●(せんきう)
千戸侯(せんここう)
ゼンマイ
惣司・惣中
總目録外 目次
總目録 巻之一
總目録 巻之二
總目録 巻之三
總目録 巻之四
總目録 巻之五
總目録 巻之六
總目録 巻之七
總目録 巻之八
總目録 巻之九
總目録 巻之十
總目録 巻之十一
蕎麥(そば)
蕎麥を苅る
ソラマメ
蚕豆(そらまめ)
蚕豆(そらまめ)補筆



帯化(たいか)
竹(たけ)
瀉寫(たくしゃ)
立鎌(道具)
蓼(たで)
種子(たね)
烟草(たばこ)
タバコ畑の虫除け
黄花菜(たびらこ)
蒲公英(たんぽぽ)
大黄(ダイオウ)
大根
畜産法
蓄積(ちくせき)
萵苣(ちさ)
茶(ちゃ)
占城稲(ちゃんはんいね)
接木(つぎき)
接木(つぎき)補筆
土筆(つく/\し)
菜瓜(つけうり)
常にあらざるは
山茶(つばき)
ツリフネソウ
つわぶき
摘芯(てきしん)
甜水溝(てんすいこう)
天門冬(てんもんどう)
梯梧(デイゴ)の植林
唐(とう)○○
トウガラシ
蕃椒(トウガラシ)
當○(トウキ)
冬葵子(とうきし)
冬瓜(とうぐわ)
陶朱公
トウモロコシ
とうもろこし
導管師管(どうかんしかん)
とくさ(木賊)
土地を見る法
土用(どよう)
泥肥(どろごえ)



苗糞(なえごえ)
中蒔
ナガイモ
長芋
ナガネギ
梨(なし)
梨の保存と加工
ナス
茄(なすび)
薺(ナズナ)
刀豆(なたまめ)
ナリキイジメ
成り木責め
南瓜(なんくわ)
南蛮(なんばん)○○
ニガウリ
苦菜(にがな)
ニラ
韮(にら)
鶏(ニワトリ)
庭の植物
ニンジン
胡蘿蔔(にんじん)
蒜(にんにく)
蓴(ぬなは)
根上がり
根切り(農具)
根切虫(ねきりむし)
猫じゃらし
根回(ねまわし)
農業全書敍
野稲(のいね)
野焼きの風景
ノリウツギ



ハーブ
榛(はしばみ)
薑(はじかみ)
ハゼ
畠稲(はたけいね) 八新(はちしん)
蓮(はちす/はす)
八木(はちぼく)
薄荷(はつか)
八専(はっせん)
はとむぎ(鳩麦)
馬耳鏃(はにぞく)
地膚(はゝきゞ)
はゝき草(ほうき草)
鼠麹草(はゝこぐさ)
腹肥(はらごえ)
婆羅得(はらとく)
榿(はりのき)
ハンノキ(榛の木)
凡例1 予此書を
 2 先年山陽道
 3 予立年の後
 4 予が故人
 5 吾本より
 6 此書を
 7 此書の趣
 8 此書真名字
 9 農家此書を
 10 後來文才餘り
麥門冬(ばくもんどう)
バジル
蕃藷(ばんしょ)21
稗(ヒエ/ひへ)
瓠(ひさご)
旱稲(ひでりいね)
人の手風に・・・
檜(ひのき)
○麻子(ひまし)
冷水所(ひやみず)
●(ひゆ)
ピーマン
白○(びやくし)
枇杷(ビワ/びは)
風信雲書
款冬(ふき)
ふせぎ
不断草(ふだんさう)
附録1
 2前  2後  3前  3後    4補1  4補2  4補3  4補4  4補5      6補1  6補2  6補3        10  11  11補1  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32  32補  33  34  35  36  37  37補
葡萄(ぶだう)
絲瓜(へちま)
褊豆(へんづ)
ベニバナ
ホー(道具)
ほうき草
菠薐草(ホウレンソウ)
ほとり苧(そ)
棒糞(ぼうごえ)
防風(ぼうふ)
牡丹(ぼたん)



蒔足(まきあし)
巻き枯らし
松(まつ)
大豆(まめ)
豆を苅る
麻苧(まを)の字
麻苧(まを)
水うへ(水植え)
水肥(みずごえ)
水接ぎ法
野蜀葵(みつばぜり)
ミニカボチャ
ミニゴボウ
宮崎安貞傳
宮本常一と農業全書
茗荷(みやうが)
麥(むぎ)
麦の中うち
むぎやす
麥を苅る
村方三役
雌木雄木(めぎおぎ)
木賊(もくぞく)
桃(もも)
蜀黍(もろこしきび)



焼肥(やきごえ)
焼き茄子
柳(やなぎ)
ヤマイモ
薯蕷(やまのいも)
楊梅(やまもも)
雪下ネギ
櫻桃(ゆすら)
百合(ゆり)
養蚕(ようさん)
養成掻き(漆)
●苡(よくい)
寄せ接ぎ(よせつぎ)
よせ蒔
読めない字



ラッカセイ
薤(らつけう)
リーフレタス
琉球藺(りうきうい)
蕃藷(りうきういも)21
両鼻の瓜
緑肥
緑豆(ろくづ)



輪糞
蕨(わらび)



【別冊恵比塵】
農業全書・図

























(目次抜粋)
苧麻と
奥会津関係




会津農書
青苧(あおそ)の座
麻(あさ)
赤小豆(あづき)1
赤小豆(あづき)2
あら苧
石馬糞(いしまぐそ)
稲(いね)18
いやち(厭地)
歌農書(うたのうしょ)
白蘇(ゑこ)
荏胡麻(えごま)
エノコログサ
えんぶり棒
オリンダ


カクマ
カッツア(中耕鍬)
カノ
カボチャ
紵(からむし)
からむし焼き
王蒭(かりやす)
甘露子(かんろし)
きのこ
九耕麻十耕大根
桐(きり)1
桐(きり)2
木綿(きわた)1
草削り(農具)
くさびら
桑(くは)6 桑(くは)9
桑の種類
桑(クワ/くは)補筆
栗(くり)
耕作(コウサク)15
 21  25
柑類(コウルイ)5
柑類(コウルイ)10
糞(こゑ:肥)16
コゴミ
古代布
五穀(ごこく)
五穀三草四木
牛蒡(ごぼう)7
牛蒡(ごぼう)8


櫻(さくら)

サトイモ
山椒(さんせう)2
三草(さんそう)
山林之總論 6
しおる
シシウド(猪独活)
四木(しぼく)
棕櫚(しゆろ)1
 
ショウガ
新じゃが
ジャガイモ
鋤芸(じょうん)1
ズッキーニ
ゼンマイ
蕎麥(そば)2
ソラマメ


立鎌(道具)
種子(たね)4
烟草(たばこ)3
烟草(たばこ)6 タバコ畑の虫除け
大根 7
大根 8、9
大根 10
接木(つぎき)1〜2
摘芯(てきしん)
甜水溝(てんすいこう)
トウモロコシ
とうもろこし
導管師管(どうかんしかん)
とくさ(木賊)


長芋
ナガネギ
梨(なし)5、6
梨の保存と加工
南瓜(なんくわ)
蒜(にんにく)6
根切り(農具)
猫じゃらし
ノリウツギ


ハゼ
畠稲(はたけいね)
(はちす/はす)
馬耳鏃(はにぞく)
冷水所(ひやみず)
ふせぎ
附録19
附録24
ホー(道具)
ほとり苧(そ)


蒔足(まきあし)
麻苧(まを)の字
麻苧(まを)
雌木雄木(めぎおぎ)


雪下ネギ


両鼻の瓜
緑肥


輪糞
蕨(わらび)



[抜書き]

「神と自然の景観論」 野本寛一・講談社学術文庫

『名君の碑(いしぶみ)』中村彰彦・文春文庫

『日本人はなにを食べてきたか?』 原田信夫・角川ソフィア文庫

『日本中世の百姓と職能民』 網野善彦・平凡社ライブラリー

『ふるさとの生活』 宮本常一・講談社学術文庫

『生きていく民俗 生業の推移』 (宮本常一)

『日本文化の形成 中』 宮本常一・ちくま学芸文庫

『赤い人』 吉村昭・講談社文庫

『庶民の発見』 (宮本常一)

『民間暦』 宮本常一・講談社学術文庫

『歴史・祝祭・神話』 (山口昌男)
『日本の歴史 3奈良の都』 (青木和夫)

『日本人はどこから来たか』 斎藤忠・講談社学術文庫

『日本数寄』 (松岡正剛)

『民俗のふるさと』 宮本常一・河出文庫

『日本の神話と十大昔話』 楠山正雄・講談社学術文庫
『文化と両義性』 (山口昌男・岩波現代文庫)

『現代語訳 日本書紀』 福永武彦・河出文庫

『うるしの話』 松田権六・岩波文庫

『魚影の群れ』 吉村昭・ちくま文庫

『虹の翼』 吉村昭・文春文庫

『城下の人』 石光真清・中公文庫

『増補 幕末百話』 篠田鉱造・岩波文庫

『日本の米 環境と文化はかく作られた』 富山和子・中公新書

『保科正之』中村彰彦・中公文庫

『東に名臣あり 家老列伝』中村彰彦・文春文庫

『黒船以前 パックス・トクガワーナの時代』中村彰彦/山内昌之・中公文庫


【附録 37節 補筆】
    農業全書巻之十一 附録 37節 補筆
              貝原樂軒 著

     いにし年の冬より、愚男が遊學にぐせられて、京師に寓居せしが、よはい已に古希に餘りぬれば、 歳の寒かりしほどは唯爐火のみ友としてうち過しぬ。 さて鳥の声など春めきて、花もやう/\けしきだつ比より、老が身も氷のとけゆく心ちして、 王畿のくま/”\をはじめ、奈良よし野まで遊歴し、花にあかぬたのしみぞおほかりき。

     去る年の冬から、子供の遊学に随伴して京のみやこ(京師、けいし)に仮住まいをしておりました。 年齢はまさに古希(70歳)を越してしまいましたので、冬の寒い間はただ火鉢(炉の火)を友として過しました。 さて、鳥の声なども春を告げてきて、花もそろそろと咲き出す頃からは、老いの身も段々と氷の解けるような心持ちとなりました。 畿内の隅々まではもとより、奈良や吉野まで探訪して、花は勿論のこと全く飽きる事もない楽しみの遊歴でした。

    又京師に帰りて、所々遊観のいとまに此農業の書を校閲せしに、昔年いくたびか訂正のつとめを用ひしかども、猶意趣明かならず。 言葉したがはぬ事のみなりき。 今又補正せんも、已に梓に刻めりしかば、只一二の餘意をとり拾ひて綴録せしに、覚えず數十葉になれり。

    そして京都に戻ってきては、京の各所の観光巡りの合間にもこの農業全書の校閲をしました。 以前にも何度も訂正(校正)作業をしたのですが、なかなか思い通りの文章にならない。 そしてこれからまた改訂するにも、すでに版木(梓に刻む)が作られようとしているので、せめて2、3箇所と思って補筆を綴り始めたら、数十枚の枚数になってしまいました。

    くだ/”\しき贅言みづからもいとはしくて、かいやり捨つべかりしを、書林これを編末に附録せんといふ事再三におよびぬ。 帰期こゝにせまり、精撰に暇なければ、妄りに注せし草藁ながら、再見をだに加へ侍らで書林にあたへ、われは京を出でぬ。

    くどくどとした言わでもがなの贅言(ぜいげん)は自分でも煩わしくなって、払い除けて捨ててしまおうとも思ったのですが、 書肆は、これを別巻として附録としてしましょうと再三の提案をする。

    むかしより書をけみする事は塵をはらふにたとへ侍るとや。 はらひても跡よりつもるばかりなるに、かゝる麁率のしわざには、なにか謝りの多からざらんや。 むべ見る人のわらひをとり侍らむ。
    元禄丁丑の年季夏の日、筑州隠老貝原樂軒、京師幸町の僑居にして記之。

    『農業全書巻之十一 附録 37節 補筆』(P.373〜374)了
目次へ



【附録 37節】
目次へ



【附録 36節】
目次へ



【附録 35節】
目次へ



【全書外その他最新(改訂含)20】
目次へ



【附録 /6節 補記1】
目次へ



【附録 34節】
目次へ



【附録 33節】
目次へ



【附録 32節 補筆】
目次へ



【附録 32節】
    農業全書巻之十一 附録 32節
              貝原樂軒 著

     新規作物による振興
     何れの所にても四木三草、或は木わた、たばこの類の利の多き作り物又は杉、檜のたぐひの用材の木、 或は果樹なんど凡て前かたより其所になき物を其利を計りて新儀に仕立てなんとならば、 先其事を執行ふべき才ありて、慥(たし)かなる役人を選び定むべし

     どの地方においても、
    四木(しぼく)三草(さんそう)や、木綿煙草(烟草)などの利潤の高い作物や、または(ひのき)などの用材の木や、 または果樹などについて、以前よりその地で育てていなかった作物を新規に栽培してみようと計画する時には、 その計画について実行出来る才能があって、信頼すべき確かな役人を選定して実施する事です。

    名産地に学ぶ
    其上にて其仕立つべき物の多き名物の所に人を遣し、 其仕立つるやうを委しく習ひて(たとへば、うるしならば吉野、紙ならば安藝、みの、吉野、 木わたは大和、河内、津の國、播磨、きぬわたは丹後、但馬、東國にては武州、上野、 甲斐などのたぐひを云ふなり)、先づ少しづゝ二三ヶ所も作り立て見るべし

    その上で、栽培しようとする作物を既に栽培している名産地に人を派遣して、その栽培方法を詳しく習う事です。
    例えば、(うるし)なら吉野、(楮、こうぞ)
    なら安芸・美濃・吉野、木綿(きわた)は大和・河内・津・播磨地方、絹綿(養蚕・桑)は丹後・但馬、東日本なら武州・上野・甲斐地方などの名産地の事です。
    そして、先ずは少量で、2、3箇所で試作してみるのです。


    準備期間
    地により其物の合ふとあはぬ事あれば、左様の所をよく心見、其上にて又多く作り考へ、 十分に地心手入のやうを得心して後、廣く是を仕立つべし。 其時には名物の所より人を雇ひよせ、三四年も仕立てさせ、其手入養ひ萬の事を委しく見ならひ、 仕覺えて後、いか程も廣く執行ふべし。 此のごとくなれば其事さはりなく行はれて、利用、福年を追つておほし。

    その土地によっては、適する作物と不適な作物もあるので、その辺りを試作で判断するのです。 その上で徐々に多く栽培してみて研究します。 そして十分に土地に適しているかと栽培方法を習熟してから、本格的に拡大するのです。 その時には、名産地から人を招聘して、3、4年も栽培をしてもらって、手入れや育て方の全般について詳しく見習い、 作業手順なども覚えてから、どしどしその地域に広範に広めるのです。

    計画性
    若し其始を慎まずして輕々しく麁略に事を始むれば多くの費損ありて後悔はかりなく、 物ごと疑ひ多く其事終に成りがたし。

    もしも、その初期段階を踏まないで、軽はずみで粗略(麁略)に実施すると、費用ばかり掛って大損して、 後悔は先に立たず、参加者にも疑心暗鬼も起こり、終いに計画は失敗するのです。
      だから、
      其事を執行ふべき才ありて、
      慥(たし)かなる役人を選び定むべし
      ということなのでしょう。
      そのことは、次の補筆↓で記述される。

    『農業全書巻之十一 附録 32節』(P.369〜370)
    附録 32節 補筆 へ
目次へ



【附録 31節】
目次へ



【附録 30節】
目次へ



【農業全書 巻之十一 附録】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 28節】
    農事総論 耕作(かうさく) 第一 28節

     農具を選ぶ事
     惣じて農具をゑらび、それ/”\の土地に随つて宜きを用ゆべし。凡農器の刄はやきとにぶきとにより其功をなす所遅速甚だ違ふ事なれども、 おろかなる農人は大形其考なく、纔の費をいとひて能き農具を用ゆることなし。 さて日々にいとなむ仕事の心よくてはか行くと骨おり苦勞してもはかのゆかざると、 一年を積り一生の間をはからんには、まことに大なるちがひなるべし。

     農具は選んで、それぞれの土地に合ったものを使いましょう。 農具の刃には鋭利な物と鈍い物では、その効果が大変違うのです。 愚かな農家はその事に頭が回らなくて、僅かの費用を勿体無がって良い農具を使おうとしないのです。
    しかし毎日の本業としての農業の仕事をする場合に、気持ちよくはか(捗)がいくのと、骨折り苦労してもなかなか進捗しないのとを、 1年とか一生分で計算してみると莫大な差が出てくるのです。


    効率の為の道具
    殊に土地多く餘りありて人すくなく、其人力及びがたき所にては、 取分け牛馬農具に至るまで勝れてよきを用ゆべし。 されば古き詞にもたくみ其事をよくせんと欲する時は、先づ其器をとくすとみえたり。

    広い土地があって人手が足りなかったり、人力では適わない場所の作業などでは、 特に牛馬や農具などは、勝れた道具を使う事です。
    古言にも、大工の仕事は、先ず道具の段取り、というのです。


    分限に合った道具
    但右の内牛馬は其あたひおもき物なれば、貧民心にまかせぬ事多かるべし。 只をの/\其分限にしたがひて力のをよびよきを用ゆべし。

    ただ、牛馬などは高価なので、普通の農家が思いに任せて入手する事は出来ないことの方が多いでしょう。 自分の分限に合った範囲で、出来るだけ良い物を使う事にしましょう。

    『農事総論 耕作(かうさく) 第一 28節』(P.57〜58)了
目次へ



【甜水溝(てんすいこう)】
【耕作(かうさく) 第一 /25節】

目次へ



【糞(こゑ) 第六 21節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之一 農事總論】
目次へ



【附録 29節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 14節】
    巻之一 耕作(かうさく) 第一 14節

     泥田は隙間を作って底まで日を通す工夫
     又泥田の麥を蒔く事はなりがたく、されども水を落し干田にはなるべき瘠せたる地は、 手立を以て其水を落し干田となし、犂きて其まゝかゝず、其塊をくだかずしてをき、力次第段々に耕し、 下までよく干たる時雨を得てよくかきこなしたるは、土よくとけて陽氣を保ち、苗よくさかゆるものなり。 是は塊のよく干たるほど實りおほし。 一偏には定むべからず。

     泥田で麦は作れないが、水を落して干田にはなりそうな瘠せた地の耕作の仕方です。 何とか工夫して水を落して水の無い状態の地面にします。 そこを犂いたら掻かないで置きます。 土塊を砕かないで置きます。 出来る分だけ順々に耕します。 そして下まで良く乾いた時に、降雨を待ってよく掻きこなします。 この様にすると、土がよく熔けて陰気を保つことになり、苗はよく育つものです。 これは、土塊がよく乾燥する程実りが多くなるのです。 通り一遍に耕し方法を決める事は出来ないのです。

    惣じて泥田の類、陰氣がちなる田は、麥地の外は力のをよびよく干して、天陽をかり用ひて耕すべし。 しからざれば利少しとしるべし。

    一般的には、泥田や陰気勝ちな田んぼは、麦以外の作物を作る時は、出来る限り良く乾燥させて、天の陽気をいただいて耕すと良いのです。 こうしないと、成果は少ないという事を覚えておきましょう。

    『巻之一 耕作(かうさく) 第一 14節』(P.52)
目次へ



【附録 28節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 13節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之五 山野菜之類】
目次へ



【附録 27節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 12節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 25節】
    農事總論 糞(こゑ) 第六 25節

     コヤシは取り合せ
     又糞も藥剤と同じ心得にて、一色ばかりはきかぬ物なり。 色々取合せよく熟して用ゆる事、是肝要なり。 糞にかぎりて新しきはよくきかず、ねさせくさらかし、熟する加減をよく覺えて熟したる時用ゆれば、 其しるし多し。 但あまり程久しく熟し過ぎて陽氣のぬけたるは却て又きゝ少しとしるべし。

     コヤシは薬剤と同じで、1種類だけでは効き目は期待できません。 色々の物を取り合わせて、よく熟して使用する事が大事です。 コヤシに限っては、新しい物は効き目が薄いのです。 寝させて腐らかして、熟成(発酵)加減をよく見て覚えて、熟した時に使うのが最高の効果を発揮するのです。 ただし、あまり長く熟し過ぎると陽気が抜けるので、それを使うと効き目は減ってくるのです。

    コヤシは和え物
    又田畠に糞を入るゝ事、喩へば和(あへもの)をあゆるがごとし。 それ/”\のあへしほとよく思ひあはざれば味ひ調はぬものなり。
    こやしも其ごとく、土と糞とよく交りむらなく思ひ合はざれば、 きゝ少く或は蟲氣などの病を生ずる事も、こやしのかげんあしくむらまじり、 又は地ごしらへのあしきより出來ること多し。 然るゆへに土地は深き程が利潤は多けれども、糞の少き所にて底のにが土を深く起し耕す事は、 和物の其物は多くしてあへしほの少きと同じなり。

    田畑にコヤシを入れるのは、例えれば和物(あえもの)をあえるような事です。 それぞれの具材がほど良く混じり合うと、味わいが調うのです。
    コヤシも同じです。 土とコヤシとが良く混じって斑なく馴染んでいないと、効き目が少なくなります。 また、虫が付いたり病気になるのも、コヤシの加減が悪かったり、または地拵えが悪いことが原因となる事が多いのです。
    地拵えについては、土地は深いほど良く育つ事は確かなのですが、コヤシが少なくて地下の苦土(にがつち)の所まで深く耕したりすると、 これは和物の主材料だけが多くて、あえしお(韲塩)が足りないのと同じようなことです。


    コヤシは良医が薬を使うが如し
    此等の理りをよくわきまへ、 糞のさしひき彼の良醫の藥を用ゆる機轉をよく合點して農業をつとめたらんは、 目前に利潤を得ん事疑ひなかるべし。

    このような道理をよく理解して、コヤシの種類と量を調整する事は、名医が薬を調剤するのと同じ機転と判断方法と同じなのです。 この事を理解できれば、成果はもう目の前にあるのです。

    コヤシは医者の藥種箱
    前に云ふごとく醫者の藥種を吟味し、大切にしておさめをき、それ/”\の用を待ちてつかふごとく、 農民は懇に心を用ひて糞しをさへ多くあつめ置き、種物により、土地により、 時分を考へ宜きに随ひて用ひなば、 作り物の取り實におゐては偏に我倉の内の物を取るがごとくに少しもうたがひ有るべからず。

    前にも書いた通り、医者が薬種を吟味して、大切に保管しておいて、それぞれの症状に応じて調剤して使うのと同じことなのです。 農民は注意深く大切に多種のコヤシをを多く集めて置いて、作物によりまた土質により、そのタイミングを考えて上手く使うことです。 作物の収穫量については如実に成果が出るのです。 まるで自分の倉に入っている物を取り出す如くに確実に成果が出ることは明白なのです。

    コヤシは卑しにあらず
    是誠に土民鄙賤のわざの中にも取分けいやしき事なれば、此理を委くしらぬ方よりみては、 極めていやしめかるしむべけれども、五穀の實りなき磽惡の土地を忽に変じて則ち肥良の地となし、 少くうへて多く收め取る事目前なり。

    コヤシを集める事(拾い物)は下層民の生業の一つとしても卑賤な事に一般社会では思われます。 そしてコヤシの道理について知らない人から見れば、この事を賤しいと思うのでしょうが、 穀物の実らないような瘠地をも肥えた土地に出来る手立てなのです。 少なく植えても多くの収穫が出来る明らかな手法なのです。

    コヤシは天地化育の贈物
    然れば天地化育の功を手の下に助け、百穀を世に充たしめ、萬民の生養を厚くする事、 農業の内にても取分け此糞壌を調ずるを以て肝要とすべし。 されば心あらん農夫は此理りを深く思ひ、 此に心を留め眼を付けて慎んでよく其事をつとめざらんや (是則ち目前に天地の化をたすけて世をゆたかにする手立なれば、聖人の御心にかなひたるわざなり。 心あらん人誰か是をたつとびざらん)。

    天地自然が万物を育てる、その恵みの手助けをして、種々の穀物を世の中に流通させて、 全ての民人の生きる為の食物をより潤沢にする事なのです。 これは農業活動の中でも一際肥料を調合する事が大事なのです。 だから心ある農家であればこの理屈を良く知っていて、この事に気をつけて慎んでその勤めをしない人はいないのです。
    この事は、目前に天地自然の万物生成のお手伝いをする事により、世の中を豊かにする手立てなので、 聖人のお気持に全く叶う技術なのです。 心ある人は誰でも、この事を尊ばない人はいないのです。


    『農事總論 糞(こゑ) 第六 25節』(P.74〜75)
目次へ



【附録 26節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 11節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 17節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之二 五穀之類】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 12節】
目次へ



【いやち(厭地)】
      〔再掲〕大豆(まめ)の条にあり
      簡便辞書によると
      厭地・忌地】いやち(「いやじ」とも)
      同じ土地に毎年続けて同じ作物を栽培すること、また、そのため生育が悪くなり、 収穫が低下する現象。瓜類、大豆、茄子などに起こりやすい。
      とあります。

    ジュウネンぶち日和(10/10/23)より
    余談ですが、2015年5月に奥会津昭和村を訪ねた。道を隔てた隣の畑が、ハツヨシあんにゃの畑である。 ちょうど、その畑を機械で耕していました。 ここでは、以前には「ジュウネン」を植えていました。
    数ヵ月前のあるテレビ番組で、エゴマ油の放映があって、会津地方の道の駅などでは軒並み売り切れてしまいました。 そんなこともあったので、挨拶をしながら聞いてみました。 「ここはジュウネン畑ですよね?」と。 すると返って来た答は、「ここは今年は(ジュウネンは)作んねー」。連作障害がおきるからです。 土を大事にしている方は、売れるから、では作らないのです。

    木綿(きわた)の項にも、連作障害の説明があったので引いておく。

     又年々相つゞきて、同じ所に作る事はいむ物なり。 一兩年若しは三年までは作るべし。
    『巻之六 三草之類 木綿(きわた)第一 6節』(P.211〜212)

    [15/08/21]追記
    牛蒡、大根、麻などは、いや地を嫌わないことも、本書には明記してあります。
    牛蒡大根麻などはいや地を嫌はず。 却つて舊地をよしとす。

    [16/07/19]追記
    里芋もいや地を嫌う。
    芋は取分けいや地を嫌ふ物なり。一二年もへだて地をかへて作るべし。 『【芋(いも)11節』
目次へ



【附録 25節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 10節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 11節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 16節】
目次へ



【附録 24節】
    農業全書巻之十一 附録 24節
              貝原樂軒 著

     いにしへ賢王の御代に始りて、民のため諸國郡郷まで救急料とて倉を建て、穀物を蓄へ、 飢饉其外民の災を救はせ給ひし事國史に見えたり。 かうやうの事も白河院の比より絶え、乱世の後は公武の衰微甚しくてかゝる善政も聞えず。

     古代の賢王の時代から始まった
    救急料といった社倉は、民人のために、地方の郡郷村に建てられました。 穀物を蓄えて、飢饉その他の災害時に民を救った事が歴史書にも載っているのです。 こういう事も、白河院(白河天皇、第七二代天皇、延久四(1072)年即位)の頃から絶えてしまったのです。 そして乱世の後は、朝廷と幕府も衰退が甚だしくてその様な善政をしく事もありませんでした。

    末代は昔にかはり、世の事わざしげく、萬財用の費へ多く成り行けばにや、國用の不足せぬ所もなしとかや。 さればこそ凶年に遭へば、所により小民餓死をまぬかれがたく侍れ。

    そして現代(末代、元禄時代現在)は、昔とは変って世の中は物事が盛んになり、何にでも費用の掛る(財用の費え)様に成り、 各国(地方)でも、公共に使う金が不足していない所は無い(どこでも不足している)らしいというのです。 それだからこそ、凶年には場所によって弱い人々が餓死する事を防ぎたいのです。

    往年或る領主是を憐み、兼て飢饉の備として凡麥を作る、田畠一段に麥二升、 年により一升五合納めさせ、又秋は一段より籾七合を出ださせ、 其上領主よりも此始に少々麥を加へ置かれけるとなん。

    往年には、ある地方の領主はこの事について憂慮して定めを作りました。飢饉の備えとして麦作を奨励して、田畑1反に付き麦2升、年によっては1升5合を納めるべし。 また秋には1反に付き籾(もみ)を7合供出すべし。 そして領主も応分の少量の麦を加えて備蓄したそうです。

    年々納めたる麥もみを奉行を立て毎年利を加へ借しければ、後に甚だ多くなり、 飢饉を救ふに餘りあり(此きゝんをすくひたる穀物を返納すべきものには、 二三年に元分にて納めさせ、極貧のものはすくひすてたりしとかや)。

    毎年納めた麦籾は奉行を立てて管理して、利息を付けて貸し出したところとても増えていって、飢饉用以上の蓄えとなったのです。
    飢饉で借りた穀物を返済すべき人には、2、3年で利息無しで返済させて、極貧の人には無償給付にした、ということです。


    農人仕合あしく竈をたをし、所を去るものあれば其事を僉議し、 偽りなく餘儀なき事なれば、竈をたをすにいたる難儀も、 飢饉に同じ理なればとて彼が多年出し置きたるを考へ、 皆返し與へられければ、かやうのものまでも難儀の時の扶けに成りぬるを悦びけるとかや。 是かねて心を用ゆれば、飢饉をすくふの良法となん。

    また農民が貧窮のあまり家を捨てて逃散(ちょうさん)を企てる者があれば、その事実を詮議して、嘘偽り無しで他に方法が無かったかを調べました。 そして、逃散に至る難儀も飢饉と同じ事に由来すると判れば、その農民が過去に麦籾を納めていた事を考慮して、救済したのです。 この様な事までも住民の難儀の時の助けになる事について、大変悦んだそうです。
    これらの事は、将来の備えとしてきめ細やかに計画をしておけば、飢饉を救う為の大変良いシステムとなったのです。


    民はこれ邦の本なり。
    をよそ禄あるものは平生民の力を食みて大小ともにみな生涯を安んじながら、 時あつてかれが死を顧みざらんは、人倫の心にあらず、仁心あらん人はかかる術を以てなりとも、 窮民を扶くる遠き慮りあるべき事にてこそ。

    民はこれおおみたからにして、国の基(もとい)也。なのです。
    およそ国からの給与を貰っている人々は、多かれ少なかれ全員国民の税金にたかって一生を食わせてもらっているのです。 民の不幸を慮らない輩共は、人倫の道に外れているのです。 仁愛のある統率者であれば、このような施策をもったりして、弱い者を助け慈しむ深慮があってこそのことなのです。


    『巻之十一 附録 24節』(P.366〜367)
    附録 25節 へ

    【社倉(しゃそう)】
    往年或る領主是を憐み、
    この事例のことは、まさに、明暦元年に会津藩(保科正之)が実施した、社倉制度の事です。

    1655.0327 明暦元年 3月27日 社倉米の貸付制度を始め、万治元年には社倉金制度も始める。家世実紀 正之
    (石田明夫氏が発表されている、会津の歴史関係の年表(孫引:掲載子))

    参考:社倉関係について書かれている抜書き
    『保科正之』中村彰彦・中公文庫
    『名君の碑(いしぶみ)』中村彰彦・文春文庫
    『東に名臣あり 家老列伝』中村彰彦・文春文庫
    『黒船以前 パックス・トクガワーナの時代』中村彰彦/山内昌之・中公文庫
    これについては、項を改める予定(掲載子)。
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 9節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 8節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 14節】
    農事總論 鋤芸(じようん) 第五 14節

     中うちの道理
     中うちの道理におゐては第一土中の氣をめぐらし、天陽を根の下に通じ、土地をてんじあらたにし、其外徳分多し。

     中うちをする事のその基本的な道理は、土の中に気をめぐらせる事にあります。 天の気を根の下に通わせて、土を反転させて気を入れる事により新しくするのです。その他にも色々な効用があるのです。

    『農事總論 鋤芸(じようん) 第五 14節』(P.68)
目次へ



【糞(こゑ) 第六 15節】
目次へ



【附録 /6節】
目次へ



【附録 /5節】
目次へ



【附録 /4節 補記5】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 3節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 20節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 4節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 2節】
目次へ



【附録 /4節 補記3】
目次へ



【附録 /4節 補記4】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 9節】
目次へ



【農業全書 總目録外 目次】
目次へ



【附録 /4節 補記2】
目次へ



【附録 /4節 補記1】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 26節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 1節】 16/07/13改
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 13節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 14節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 13節】
目次へ



【附録 23節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 24節】
目次へ



【附録 /4節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之三 菜之類】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 2節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之九 諸木之類】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 1節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 1節】
目次へ



【附録 22節】
目次へ



【附録 /3節(後半)】
目次へ



【附録 /3節(前半)】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 4、5節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 /15節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 /21節】
目次へ



【附録 21節】
目次へ



【附録 /2節(後半)】
目次へ



【救急料(きゅうきゅうりょう)】
    奈良・平安時代、人民の危急を救うため、諸国で正税稲の一部をさいて備蓄した稲。 国司が毎年出挙(すいこ)してその地子稲(じしとう)を救急にあてた。
      【出挙】(すいこ)
      古代、稲や財物を貸しつけて利息を取ること。 春の耕作前に貸し出し、秋の収穫後利息と共に収納。 元来は勧農と貧民救済のためのものであったが、 奈良時代以降一種の税として諸国の有力な財源となった。

      【地子稲】(じしとう)
      公田の賃租料として納める稲。稲の形状で納められる地子
        【地子】(じし)
        奈良・平安時代は公田の賃租料。 口分田班給して余った公田を一年間農民に耕種させ、収穫の一部を国家が収納する。
          【口分田】(くぶんでん)
          大化改新以来、班田法に基づいて国民に人数にあてて分け与えられた田地。
            【班田収授の法】(はんでんしゅうじゅのほう)
            班田制。 大化改新ののち施行され、以来平安初期(九世紀半ば)まで実施された土地割替え制度。 飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)を経て大宝令にいたって制度的に確立。 土地公有制の原理に基づき、六歳以上の良民男女・奴婢に田地(口分田)を班給し、 死亡すれば国家に収公する。六年に一度班田収授が行われ(六年一班)、 普通戸籍の作成される年の二年後に実施された。 土地私有の発達によって、平安初期には実行不可能となった。
          【班給】(はんきゅう)
          分けて与えること。
目次へ



【三役(村方三役、地方三役)】
    村方三役(むらかたさんやく)、地方三役(じかたさんやく)

     江戸時代、一村の民政をつかさどった名主組頭百姓代の総称。 高持百姓で、百姓代のほかは、おおむね世襲の有給職。

    【名主(なぬし)】
    江戸時代、村方三役の頭(かしら)。庄屋・肝煎(きもいり)ともいう。村政一般をつかさどる村の長。
      【庄屋・荘屋(しょうや)】
      江戸時代、代官の命令をうけて年貢の取立てや用水・農業技術の指導にあたった者。多くの場合は村の旧家が世襲。関西での称で、関東では名主(なぬし)。むらおさ。庄役。
      【肝煎・肝入(きもいり)】
      町や村の長。名主(なぬし)、庄屋などをいう。

    【組頭・与頭(くみがしら)】
    江戸時代の村の助役。庄屋または、名主(なぬし)を助けて村政事務を処理するもの。

    【百姓代(ひゃくしょうだい)】
    村方三役の一つ。名主、組頭とともに、江戸時代に郡代や代官の支配下で名主以下村内のすべての職務を監督し、事あるときは村民を代表したもの。 村内の大高持の中から選挙によって決定される。

    (簡便辞書より抜粋)
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 2節】
目次へ



【附録 /2節(前半)】
目次へ



【附録 /1節】
    農業全書巻之十一 附録 1節
              貝原樂軒 著

     夫おもんみれば、農業はきはめて卑きわざの様なれども、是則ち天下國家を治むる政事の始にして、 殊に人間世の生養をなす本なり

     よく考えてみると、農業は極めて下賎の業の様に考えるかも知れませんが、 これは天下国家を治める政治(まつりごと)の大本であり、特に人が世の中に生きていく為の根本の事なのです。

    されば聖の文にも、民はこれ那の本、もと堅ければ國やすしと云ひ、 又食は民の天といふ語を合せて見るに、甚だ深き心あるべし。

    それで、聖王の文書にも、民人はその土地の大本なのです、その大本がしっかりしていると国は安泰、と書いてあるのです。 また、食は民への天の恵み、とも。この言葉を合わせて考えてみると、とても深い意味があるのです。

    抑々天下をだやかに、上下和順し、萬民各所を得て安樂なりしは、唐堯虞舜の御代にしくはなし

    天下が穏かに、施政者と人民の気持が一緒になって、全ての人々が各人の持場をもって安楽に暮らしたのは、 唐の堯と虞舜の時代には及びもつかないのです。

    凡聖賢の政事、其大體を考ふるに、五倫(君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友なり)の道を教ゆるを以て先務とす。

    およそ聖王、賢君のまつりごと(政事)のその基本は、五倫の道を教える事がまずは第一の務めとなされました。 五倫の道とは、儒教の五つの基本となる対人関係の教えです。 父子・君臣・夫婦・長幼・朋友の間でそれぞれの守られるべき道のことです。 親・義・別・序・信ともいいます。

    且つ奢をやめ、費を省き、儉約を行ひ、 財用を節にして、萬民に施し恵み、賞罰を明かにして衆庶を励し、侫惡姦邪の小人を戒め遠ざけ、 忠孝節義の誠ある人を賞し、挙げて専ら善をすゝめ惡を懲し、凡て天下萬民を安からしむるの道なり。

    かつ自ずから、贅沢を止め、費用を省いて、倹約して、財産を節約し、それを、全ての人民に施しとして恵む事。
    信賞必罰を明確にして、極悪非道の取巻きの小者(こもの)どもは諌め打ち遣り、誠実な五倫の道の人を賞讃して、 善を勧めて悪を罰する。 これが、全て、天下の全ての人々の安寧を願う者の王道なのです。


    夫五穀は人間の世を助くる生養の本なれば、聖人天下を治め給へるに先ず民をめぐみ、 五穀種藝の術を教へ給へり。

    五穀は人の世の中を助けて、生きる為の大本なので、聖人は天下を治める事については、先ず民人が生きる為に、 穀物の栽培の技術をお教えになられたのです。

    萬民生養の本立ち、人民飢へず、寒えず、衣食たりて後五倫の道行はれ易く、 民の善に移る事かたからざるためなるべし。

    全ての人が先ず命を繋ぐという基本があって、人々が飢えずに、寒さに凍えず、つまりは、衣食が足りて後に初めて、五倫の道が行われ易くなるのです。 そうすれば、民人が善の心を持つように動いていくのです。

    是古より聖賢の天下を治め給へる大概にして、和漢古今太平をいたす政事の本たり。

    これが、古代からの聖王賢君が、天下を治められる大まかな流れであります。 日本でも中国でも、古来より天下が泰平となる政(まつりごと)の根本なのです。

    それより後代々の明王賢君の政治必ずこれによらずといふ事なし

    それからは、後の代々の明王も賢君の政治も、これを踏み外すということはありませんでした。

      (それより下、國郡の主にいたりても、少し智あり徳ある輩必ずこの道によらざるはなし。)

      そこから、各地方の国や郡まで、少し知恵があって徳のある施政者は、必ずこの道を選んで来たのです。

    是則ち世平かに、民安く、財用たりて子孫ながく繁榮するの道ならし。

    これが即ち、世の中が平和で、民人は安心して、融通出来る生活が出来て、子孫も長く繁栄する為の道となるのです。

    又夏桀殷紂秦始皇隋煬帝等の惡主は其政事其行ふ所、 皆以て是にたがひ、忠孝節義の正しき人をにくみ退け、 姦邪侫惡のよこしまなる小人を近づけ愛し、五倫の道を脩めず、賞罰正しからず、身を安佚にし、 私欲を恣にして奢をつくし費をいとはず、財用たらざれば貢物を重くし、下を貪り、民を苦しめ、 或は所々に多く臺●“木身寸”(今云ふ茶屋別業等の類なり)宮殿を造り、花美を儘し、 皆億萬の民をつかひ、甚だ農業を妨げ、民の餓死をも顧みず、 かく暴虐日々に長ずれども諌めとゞむる臣なく、天下の萬民其苦にたへず、 恨みいきどをるの心則ち天の忿りを招き、飢饉、疫癘、盗賊、火災、兵亂等の天災、 人殃日々月々に起り、天下亂れて遂に身弑せられ、子孫も斷絶す。


    また、(か)の(けつ)、(いん)の(ちゅう)、(しん)の始皇(しこう)、そして(ずい)の煬帝(ようだい)、 かけつ(夏桀)、いんちゅう(殷紂)、しんしこう(秦始皇)、ずいようだい(隋煬帝) 等の悪の国主の施した政治というのは、これらの政(まつりごと)とは全く違うものでした。
    忠孝節義の正しい人々を憎んで退けたのです忠孝節義(ちゅうこうせつぎ):主君や親に対する忠誠と誠心、人としての道と信義のこと。
    姦邪侫惡の邪な取巻きを近づけて溺愛したのです姦邪侫惡(かんじゃねいあく):道理にそむく嘘つきや、口先がうまく悪がしこいこと。よこしまで悪知恵にたけているさま。
    五倫の道を修めることもなく、信賞必罰はどこ吹く風信賞必罰(しんしょうひっぱつ):功労のある者には約束どおり賞を与え、罪をおかした者は必ず罰すること。
    我が身だけは安佚を貪ったのです安佚(あんいつ):気楽にのんびりと楽しむこと。何もしないで、ぶらぶら遊んで暮らすこと。また、そのさま。
    自分の欲をほしいままにしたのです恣(ほしいまま):散漫で、だらしがないさま。放恣。放肆。
    奢侈三昧、費えは青天井奢侈(しゃし):度をこえたおごり。ぜいたく。 奢(おごり):過分の金銭を費やすこと。贅沢(ぜいたく)。奢侈(しゃし)。人に御馳走すること。ふるまうこと。
    財用不足は大増税財用(ざいよう):財貨の用途。財貨の運用。 貢物(こうもつ):献上する品物。みつぎもの。みかじめ料。
    下の者にはタカリ貪り、民人を苦しめたのです下(した):地位や権力位置の関係で、低い方。 貪(むさぼ)り:欲深く物をほしがるさま。
    あるいは各地に茶屋別荘会館を造りました
    派手で贅沢を尽したのです花美(かび):華美、性質や生活などがぜいたくで派手(はで)なこと。
    それらは全部、億万のボランティアを駆使した億万(おくまん):数が非常に多いこと。
    この事は甚だ農業を妨げたのです農業(のすぎょう):栽培・飼育によって作物や家畜などを肥大生産させ、それをそのまま、あるいは加工して利用する活動の総称。
    民が餓死しても知らぬ存ぜぬ一顧だにしなかったのです顧(かえりみ)る:たち帰って見る、もどって見る。自分の行為をふりかえってみること。反省。
    このようにして暴虐非道は日々に増長していったのですが、諫言して改めさせる「諫める臣」とてする諫(いさめ):忠告、注意、諫言。多く、目上の人の悪事、欠点などについて忠告して改めさせる。諫言する。「諫める臣」
    天下の民人は、その苦しみや圧迫をこらえてじっと我慢することが出来なくなったのですたえる:苦しみや圧迫などをこらえてじっと我慢する。こらえる。しのぶ。
    万民の恨みと憤りの心は、つまり天の怒りをお招きになったのです恨(うらみ):好ましくない理不尽な状態に置かれて感じる悲しみや嘆き。 憤(いきどおり):憤慨。
    天の怒りで、飢饉、疫病、盗賊、火災、兵の叛乱などの天災と、人の殃は毎日毎日、毎月毎月と起こりました殃(わざわい):禍・災・殃、悪い結果をもたらすような種々の事柄、気配。わざわい:悪い結果をもたらす神(天)のしわざの意から。「わざ」は神(天)のしわざの意、「わい」は「さきわい(幸)」などの「わい」と同じ。
    天下は乱れて、遂に悪主は、弑せられました弑(しい)す:臣下が主君を殺し、子が父を殺すなど、目下の者が目上の者を殺すこと。
    そして、悪主一族は、子孫も断絶しました子孫(しそん):子と孫。子や孫。祖先から代々血筋や家系を引く人々。末流。後裔。 断絶(だんぜつ):続いてきた動作などがやみ、動きが止まること。

    其殃たる、本是天より下すにあらずして、其天下国家を亡ぼし、身戮せられ、 子孫絶果てぬる事も多くは右惡王のためしのごとし

     その殃(わざわい)というのは、これはもとより天が下(くだ)したのではないのです。 その天下国家を亡ぼして、我が身を誅戮(ちゅうりく)され、子孫断絶となった事々の多くは、この悪王の例(ためし)と同じなのです。

      國郡の主といへども、惡事をかさね、不義を行ふ事おほければ、其国家を亡ぼし、 身を殺すにいたる事これにおなじ

      首相をはじめ都道府県知事、市町村長といえども、悪事を重ねて、不義の施策ばかりだと、その国は亡びるのです。 戮されてしまうことも、この事と同じなのです。

    『農業全書巻之十一 附録 貝原樂軒 著』(P.346〜)
    附録2(前半) へ


     ・ ・ ・ 

      嗚呼、平成の御代の日本国!
      (平成二十八年七月十五日 記之是)

    on twitter 15年05月20日(水)
    【♪嗚呼平成のまつり事】萬民生養の本立ち、人民飢へず、寒えず、衣食たりて後五倫の道行はれ易く、民の善に移る事かたからざるためなるべし。 是古より聖賢の天下を治め給へる大概にして、和漢古今太平をいたす政事の本たり。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:15:30

    【♪嗚呼平成のまつり事】それより後代々の明王賢君の政治必ずこれによらずといふ事なし是則ち世平かに、民安く、財用たりて子孫ながく繁榮するの道ならし。 (それより下、國郡の主にいたりても、少し智あり徳ある輩必ずこの道によらざるはなし。)『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:15:41

    【♪嗚呼平成の安倍宰相】又夏桀殷紂秦始皇隋煬帝等の悪主は其政事其行ふ所、皆以て是にたがひ、(続)『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:15:49

    【♪嗚呼平成のまつり事】忠孝節義の正しき人をにくみ退け、姦邪侫悪のよこしまなる小人を近づけ愛し、五倫の道を脩めず、賞罰正しからず、身を安佚にし、私欲を恣にして奢をつくし費をいとはず、(続)『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:15:57

    【♪嗚呼平成のまつり事】財用たらざれば貢物を重くし、下を貪り、民を苦しめ、或は所々に多く臺●“木身寸”(今云ふ茶屋別業等の類なり)宮殿を造り、花美を儘し、皆億萬の民をつかひ、甚だ農業を妨げ、(続)『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:16:05

    【♪嗚呼平成のまつり事】民の餓死をも顧みず、かく暴虐日々に長ずれども諌めとゞむる臣なく、天下の萬民其苦にたへず、恨みいきどをるの心則ち天の忿りを招き、(続)『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:16:13

    【♪嗚呼平成のまつり事】飢饉、疫癘、盗賊、火災、兵乱亂等の天災、人殃日々月々に起り、天下亂れて遂に身弑せられ、子孫も斷絶す。『農業全書』巻之十一 附録(貝原益軒)より
    posted at 22:16:21

    【♪嗚呼平成のまつり事】其殃たる、本是天より下すにあらずして、其天下国家を亡ぼし、身戮せられ、子孫絶果てぬる事も多くは右悪王のためしのごとし『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:16:28

    【♪嗚呼平成のまつり事】(國郡の主といへども、悪事をかさね、不義を行ふ事おほければ、其国家を亡ぼし、身を殺すにいたる事これにおなじ)。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:16:36

    【♪嗚呼平成のまつり事】古よりいへるごとく、世の風俗時のならはしと云ふは、極めて大切の事也。唐の帝王諸侯、尤皆文才ありて、諸史をよみ、前代の盛へ亡びぬる例暗からず。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:16:45

    【♪嗚呼平成のまつり事】されば王侯たる人、もし中人の才あらばなんぞ前車のくつがへるを見て後車の戒とせざらんや。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:16:53

    【♪嗚呼平成のまつり事】天下の君となりては、只天下の米穀財寶をあつめ取り、上一人の榮を極め、心のまゝに財を費し奢をなし、下を苦しめ民を貪り、情欲にまかせて不義を行ふ事を、偏に其職分のごとく思ひ誤り憚る事なきこそは浅ましけれ。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:17:00

    【♪嗚呼平成のまつり事】其平日安しとしてなせる悪事、心よしとする私欲驕奢、其事ます/\長ずれば、終に天下國家を失ひ、身弑せられ、子孫も斷絶にいたるの媒(なかだち)こゝにあらずといふ事なし。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:17:07

    【♪嗚呼平成のまつり事】しかるを却て身のたのしみ、子孫の榮華これなりとのゝしり思へり。 これらの君皆白癡の人にあらねども、ひとへに世のならはしあしきより、かゝる事漸く君たる人の癖となり行くなるべし。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:17:15

    【♪嗚呼平成のまつり事】されば民を恵み農業を教ゆる事などは、夢にも見ずなりぬ。 『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:17:23

    【♪嗚呼平成のまつり事】殊更我國にて、古のごとく、民を撫でめぐみ救急料などのすくひ施しの備へもなく、又民も農業をいとなむ所の委しからずなりし事、一朝一夕のゆへにあらず。『農業全書』宮崎安貞・貝原益軒
    posted at 22:17:30
    (表記訂正、×益軒 →◎樂軒)

    on twitter 14年12月05日(金)
    萬民生養の本立ち、人民飢へず、寒えず、衣食たりて後五倫の道行はれ易く、民の善に移る事かたからざるためなるべし。 是古より聖賢の天下を治め給へる大概にして、和漢古今太平をいたす政事の本たり。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 18:30:11

    それより後代々の明王賢君の政治必ずこれによらずといふ事なし是則ち世平かに、民安く、財用たりて子孫ながく繁榮するの道ならし。 (それより下、國郡の主にいたりても、少し智あり徳ある輩必ずこの道によらざるはなし。)『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 18:32:23

    又夏桀殷紂秦始皇隋煬帝安倍等の悪主は其政事其行ふ所、皆以て是にたがひ、【選挙に行こう】
    posted at 18:47:19

    忠孝節義の正しき人をにくみ退け、姦邪侫悪のよこしまなる小人を近づけ愛し、 五倫の道を脩めず、賞罰正しからず、身を安佚にし、私欲を恣にして奢をつくし費をいとはず、(続)
    『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 18:48:49
    財用たらざれば貢物を重くし、下を貪り、民を苦しめ、或は所々に多く臺●“木身寸”(今云ふ茶屋別業等の類なり)宮殿を造り、花美を儘し、皆億萬の民をつかひ、甚だ農業を妨げ、(続)『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 18:50:51

    民の餓死をも顧みず、かく暴虐日々に長ずれども諌めとゞむる臣なく、天下の萬民其苦にたへず、恨みいきどをるの心則ち天の忿りを招き、(続)『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 18:52:05

    飢饉、疫癘、盗賊、火災、兵乱亂等の天災、人殃日々月々に起り、天下亂れて遂に身弑せられ、子孫も斷絶す。『農業全書』巻之十一 附録(貝原樂軒)より 【選挙に行こう】
    posted at 18:53:43

    其殃たる、本是天より下すにあらずして、其天下国家を亡ぼし、身戮せられ、子孫絶果てぬる事も多くは右悪王のためしのごとし『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 18:55:02

    (國郡の主といへども、悪事をかさね、不義を行ふ事おほければ、其国家を亡ぼし、身を殺すにいたる事これにおなじ)。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒 【選挙に行こう】
    posted at 18:56:16

    行く先々で調子のいいその場だけの大嘘つきをしゃべり散らかす人と。 屁理屈でも打ち負かせばいいとその場しのぎのしゃべくり、 「ああいえば、●●ゆう」って大嘘つきを思い出した。八釜しいだけだ。 どっちにしても、大嘘つきだ。【選挙に行こう】
    posted at 20:58:41

    古よりいへるごとく、世の風俗時のならはしと云ふは、極めて大切の事也。唐の帝王諸侯、尤皆文才ありて、諸史をよみ、前代の盛へ亡びぬる例暗からず。 『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 23:51:23

    されば王侯たる人、もし中人の才あらばなんぞ前車のくつがへるを見て後車の戒とせざらんや。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    【選挙に行こう】
    posted at 23:51:42

    天下の君となりては、只天下の米穀財寶をあつめ取り、上一人の榮を極め、心のまゝに財を費し奢をなし、下を苦しめ民を貪り、情欲にまかせて不義を行ふ事を、偏に其職分のごとく思ひ誤り憚る事なきこそは浅ましけれ。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 23:52:04

    其平日安しとしてなせる悪事、心よしとする私欲驕奢、其事ます/\長ずれば、終に天下國家を失ひ、身弑せられ、子孫も斷絶にいたるの媒(なかだち)こゝにあらずといふ事なし。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 23:52:27

    しかるを却て身のたのしみ、子孫の榮華これなりとのゝしり思へり。 これらの君皆白癡の人にあらねども、ひとへに世のならはしあしきより、かゝる事漸く君たる人の癖となり行くなるべし。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 23:52:55

    されば民を恵み農業を教ゆる事などは、夢にも見ずなりぬ。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 23:53:11

    殊更我國にて、古のごとく、民を撫でめぐみ救急料などのすくひ施しの備へもなく、又民も農業をいとなむ所の委しからずなりし事、一朝一夕のゆへにあらず。『農業全書』宮崎安貞・貝原樂軒
    posted at 23:53:28



目次へ



【附録 20節】
    農業全書巻之十一 附録 20節
              貝原樂軒 著

     ローカルの定法
     麥を作るすぢの事、春になりて、すぢの間に木わた、瓜、夏大豆、さゝげ、又芋、茄等をも作る。 其種へ物によりそれ/”\の定まれるほどあり。

     例えば
    を作る筋のことです。 春になって、その筋の間には、木綿夏大豆さゝげ、そして茄(ナス)などを作るとすると、 間に植えるそれらの作物毎にそれぞれに相応した麦の筋の作り方があるのです。

    又麥を刈りて後其跡に物を作る地あり。 是にも又其すじの切りやうしな/”\ありと見えたり。
    麥をまくすぢを少しひろくして、すぢとすぢとの間を一尺四五寸にするあり。 すじのはばをよき比にして間を一尺二寸をくもあり。 又少し小筋にて間八九寸一尺許りなるあり。 猶七八寸にうゆるもあり。

    麦を刈取ったその跡地に、その次の作物を作る地もあります。 これにも、やはり麦の筋の切り方にそれぞれの手法があるのです。
    麦を蒔く筋を少し広くして、筋と筋の間を1尺4、5寸にする場合があります。 筋の幅を中分程の1尺2寸にする場合もあります。 また、少し小筋にして、8、9寸から1尺の例もある。 もっと狭くして、7、8寸にする場合もあるのです。


    是段々地により、農人の才覺により、其かはりあり。 是もよく心見て考へ見たらば、其所の相應やす/\としるべし。其村の庄屋頭分の輩、才あるものよく心見て、其里にかなひたる定法をきはめ、 すゑ/”\の不才なる農人に委しく教ゆべし

    これらの様々な寸法は、その地によって、農人の経験則によって、変ってくるのです。 これらについても、良く調べて考えてみると、その土地の相応の程度は簡単に知ることが出来るのです。 その地方の、取りまとめ役の人や役人など、才智のある人がよく試してみて、その土地に合った定法見つけ出して、 しもじもの農民に詳しく教授して啓蒙すべきなのです。

    『巻之十一 附録 20節』(P.364)
    附録 21節 へ
目次へ



【農業全書總目録 巻之六 三草之類】
目次へ



【附録 19節】
目次へ



【附録 18節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 23節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 10節】
目次へ



【附録 /16節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之十 生類養法 藥種類】
目次へ



【附録 17節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 22節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 11節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 12節】
    農事總論 糞(こゑ) 第六 12節

     又水糞を穀田に用ゆるは、土かはき砕けたるに晴れたる時うちひたして干し付くれば、 しめりたる時に濃糞をかけたるは甚だ勝れり。

     水肥を田んぼに使う時には、土が乾いて砕けている晴れた日に打って、それを乾燥させると、 湿った時に濃肥を掛けるよりも効果のあるものです。

      『偽歌農書』

      ♪水ごゑは 土乾きては 砕けたる
         晴れ日に打ちて 浸し干すべし


      ♪しめりたる 時に濃こゑ 掛けるより
         晴れ日の水肥 勝るものなり。


    『農事總論 糞(こゑ) 第六 12節』(P.71〜72)
目次へ



【農業全書總目録 巻之八 菓木之類】
目次へ



【附録 /15節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 7節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之七 四木之類】
目次へ



【附録 /14節】
目次へ



【農業全書總目録 巻之四 菜之類】
目次へ



【耕作(コウサク/かうさく) 第一 20節】
目次へ



【附録 /13節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 10節】
目次へ



【附録 /12節】
目次へ



【附録 /11節 補筆】
目次へ



【附録 /11節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 9節】
目次へ



【附録 /10節】
目次へ



【附録 /9節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 24節】
目次へ



【附録 /8節】
目次へ



【附録 /7節】
    農業全書巻之十一 附録 7節
              貝原樂軒 著

     かく類なき唐の大聖
    堯舜の帝は農業の教へを道びくを以て政事の始とし給ひ、殊に我邦始祖の大~、人代中興の尊~、皆 執行はせ給へる農業にて、殊更人間生養の本たる五こくなれば、唐日本にをいても、いきとしいける人、貴賎となく、誰かこれをたうと ばざるものあらんや

    しかるを乱世の後、近代に及び大小政事を行ひ、権を執れる輩かゝる事をしらぬより農業はいやしき事にて上官の人はあづからぬ事の やうに思ひ誤りけると聞ゆるこそくちおしけれ。

    是ともに又古來風俗の癖なるべし。

    『農業全書巻之十一 附録 7節』(P.356)
    附録 8節 へ


     しかるを平成の世となり、大小政事を行ひ、権を執れる輩、かゝる事を全く考慮だにせず、農業は我が身を肥す私利私欲だけの政の道具と、成り下がりたり。 これこそくちおしけれ。五輪の前に民人の五倫の心を破壊する奴儕(やつばら)どもは、まづは己が身を正し、さつさと野に下るべし。 (平成28年6月3日)

目次へ



【耕作(コウサク/かうさく) 第一 19節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 8節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 8節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 23節】
目次へ



【附録 /6節 補記3】
目次へ



【附録 /6節 補記2】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 7節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 22節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 6節】
目次へ



【耕作(コウサク/かうさく) 第一 18節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 6節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 7節】
目次へ



【耕作(かうさく) 第一 27節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 5節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 6節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 4節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 5節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 19節】
目次へ



【鋤芸(じょうん) 第五 3節】 16/06/23追記
目次へ



【糞(こゑ) 第六 18節】
目次へ



【耕作(コウサク) 第一 16、17節】
目次へ



【糞(こゑ) 第六 3節】
    巻之一 農事總論 糞(こゑ) 第六 3節

     又田畠を肥すに、苗糞
    草糞灰糞泥糞の四色あり。 先苗ごゑと云ふは緑豆(ろくまめ)を上とし、小豆胡麻を其次とす。大豆蚕豆もよし。
    當年五六月田に厚く蒔き、よきほどさかへたるを七八月犂きやかし、殺しをきて春穀田とする時は、 二年の取みも有る物にて、濃糞を敷きたるにははるかに勝れり(是は瘠地多くして間には高田をやすむる所にてする事也。 たとひ如此はせずとも田畠をこやす手立の心もちになる事なり)。

     肥(こえ)には、苗肥、草肥、灰肥、泥肥の4種類があります。 先ず、苗肥(なえごえ)の説明をします。 苗肥は、緑豆(ろくまめ)が一番効きます、また小豆(あずき)胡麻(ごま)がその次、大豆(まめ)蚕豆(そらまめ)もよいです。
    5、6月に田んぼにこれらの種を厚く蒔きます。 茂ってきたら7、8月に鋤き散らかして枯れさせます。 翌年春に稲の田んぼにすると、2年分ほどの収穫が期待できます。 堆肥を敷くよりも数段の効果があります。 (ただし、これは一帯に瘠せ地が多くて、稲田を休ませる場合などの例です。 ここまでしなくても、田畑を肥す方法のヒントになればとおもひ、書きしるすなり、(と(笑))


    『巻之一 農事總論 糞(こゑ) 第六 3節』(P.69〜70)
    糞(こゑ)4節 へ
目次へ


目次へ



ホームページの掲載内容に関する問合せ、ご意見は、jin-san@japan.email.ne.jp までどうぞ。